ネットオークショントラブル紹介

2003/3/13更新

 NSXのグッズを収集するのに利用しているネットオークション。相場が高いと言われる方もおられますが、大抵のものは見つけることができますし、あちこち歩き回って探すのがコレクションの楽しみとは言っても、時間に追われる現代人、特に私のような田舎に住む者には、時間と交通費の両方が節約できるネットオークションは必需品です。

 ラブルが怖くて…と、なかなか手を出しづらい方も多いとは思いますが、700人以上の方と1000回以上に及ぶ取り引きした私の経験から申しますと、99%の方はマナーをわきまえたいい人です。よく言われる、お金を払ったのに商品が届かなかったという詐欺行為にあったことは今のところ一度もありません。ただし、残念ながら非常識な人というのはいるところにはいるもので、困ったことは何回かあります。参考までにここに紹介させていただきたいと思います。

 【落札編】
★壊れ物なのに、ろくな梱包をしない出品者。大抵の人はエアパックシートで梱包した上で段ボールなどの箱に入れて送ってくれるのですが、商品を直接封筒に入れて送ってきたりする人が結構います。そのせいで商品のミニカーのウインドウに大きなヒビが入っていたことも…。
★同じく梱包トラブルで、大事な商品の箱に直接切手を貼って送って来る出品者。コレクターにとっては箱も大切なものなのに、かなりがっかりします。
★梱包はしてくれるものの、梱包代を別途要求する出品者。商品が大きく壊れやすい物で木枠などが必要であったりして梱包に特に費用がかかるものならいざ知らず、基本的に通常の梱包は売り手が負担して行うのが常識だと思うのですが…。
★とてもショップとは思えない、明らかに個人としか思えない出品者で消費税を請求してくる人。これって犯罪なのでは?ひどい人になると送料にまで消費税を上乗せしてくる滅茶苦茶な人もいます。
★オークションの商品説明文ではコンディションについて何も触れず、商品画像からは窺えないぐらいボロボロの商品を送ってくる出品者。「新品同様」と言ってそのような商品を送ってきた人もいます。
★送料を余計に請求しておいて、その事実に気づいても返金はおろか、お詫びの一言もない出品者。
★出版物を注文したらそのコピーを送ってくる出品者。基本的にネットオークションではメディアを問わず複製品の出品は禁止されているのですが…。
★取引の最初から最後まで、住所や電話番号などの自分の連絡先を明かさない出品者。そういう取引方法が最初から設定されているオークションサイトもありますが、やはりお互いにそれくらいは明かし合わないと相手は不安になります。最初の連絡メールではイタズラ対策のために伏せるというのは分かるとしても、自分の送る商品に差出人の住所と名前を記載するのは常識では?
★こちらが商品代金を入金しているのに、入金が確認できないという連絡を何度もしてきて、振込を証明する利用明細書のコピーを送ったら、その後音信不通になった出品者。おそらくその人が入金確認した通帳が、私に指定した口座のものとは違う通帳だったという出品者の単純なミスと思われますが、相手に不愉快な思いをさせておいて自分の非を認めないのは…。とりあえず入金確認中に商品は送っていただけたので良かったのですが。
★こちらが一度落札した商品を、こちらの過去の落札履歴を調べて、もっと高く売れそうだと判断し、一方的に取引をキャンセルして、再出品を要求してくる出品者。その後の対応を含め、この人が今までで最悪の取引相手でした。

 【出品編】
★こちらの出品物に入札してから早期終了依頼をしてきて、丁重に断ったところ、お詫びの言葉もなく落札日直前に一方的にキャンセルしてくる入札者。
★出品者への質問欄にイタズラの書き込みをする人。
★出品物が落札されて喜んでいたら、子供のイタズラだったのでキャンセルします、とお詫びの一言もなく一方的にメールしてくる親。子も子なら親も親。
★基本的に商品が落札された場合、出品者が落札者に対して「まずは住所・氏名・電話番号をお知らせ下さい。その後振込先を連絡させていただきます。」というメールを送るのが普通だと思うのですが、「以下に記す書式に従って貴方の住所・氏名・電話番号・振込先・発送方法をご連絡下さい」というメールを送ってくる落札者。いったい何様…。
★入金のひどく遅い落札者。最高でひと月以上入金しない大学生の方がいました。その人には商品を先に送っていただけに、かなり気分を害しました。「入金なき場合警察に通報する」旨の最後通告のメールを送ったら、さすがにすぐに入金してきましたが。

 【対応について】
★結論から申しますと、これらの非常識な行いをする人たちに対しては、基本的にクレームはつけない方が無難です。上記の何件かのトラブルについては、私自身クレームのメールを送ったこともあるのですが、どんなに丁重な態度でそれを指摘しても、大抵の場合、逆ギレされます。「私の過ちを指摘して下さってありがとうございました。今後気をつけます。」などと言う人は残念ながらほとんどいません。非常識な人というのは、本当にとことん非常識だということがよく分かりました。これが悲しい現実です。それでも先に述べさせていただきましたように、オークションに参加しているほとんどの人は善良な市民の方々なので(高く買ってくれたからとオマケを付けてくれたり、送料をサービスしてくれたりと親切な方がたくさんおられました)、興味のある方は是非とも一度体験してみることをオススメします。

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